ゆりかの日記

心にうつりゆくよしなし事

父親が発達障害かも

資金節約のために実家に住んでいましたが、家賃を払っても自立した方が価値があったかもしれないです。なぜなら、私の父親が発達障害なのかもとわかったから。

oshiete.goo.ne.jp

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変な父親だなとは思っていた。

小さい頃繋いだ、父の大きな手の暖かさは今でも覚えている。父も私の小さかった頃ばかりを懐古しているが、その時はお互いに良い親・良い娘であれたのだろう。

無邪気に父をすごいと思っていた娘だが、成長の過程で父に違和感を覚えることが増えた。

  • 自営業の職場は整理できずほぼゴミ屋敷。
  • 食に対する異常な執着。
  • 食べこぼしが多い。食べた後の机も綺麗にできない。
  • 時間は守れない。いつもギリギリ。
  • 一点豪華主義。ある点にこだわりだしたらとにかく妥協できない。
  • 物事に対する見方が極めて片面的。卑近な話でいうと、家電量販店とかで店員に乗せられてスペックバランスの悪い高い買い物をする。
  • 論理的であると標榜しながら自分に都合のいい理屈ばかり並べ、相手が正論を言ったとしても受けいれられない。
  • 集合住宅なのに大きな音で音楽を流す(それなのにピアノ殺人事件について娘には口うるさく話す)。
  • 2X年間、同じ話を繰り返す(~10個くらい、多分100回は聞かされている話がある)。
  • 子供のことは基本褒めず、批判する(本人は面白いこと言ってると思っているらしい)。
  • 対人関係がうまく結べない。人の気持ちを傷つけるようなことを平気で言う(面白いと思っているらしい)。そのためか、妻(私の母)側の親族の結婚式には呼ばれなかった。
  • 普通ではない変な格好で外出する。変な色の入ったサングラスをかけて、ウェストポーチをつけて、肩からiPadを下げて、ヘッドホンで音楽を聴きながら移動する(たまにオレンジの蛍光色のウィンドブレーカーとか着る)。その変な色の入ったサングラスをかけたまま人と会食する。
  • ある秘書は精神を病み退職。それ以降秘書を雇わなくなった。

発達障害だと考えると全て筋が通るのだが、昔は職業柄なのか、男だからなのか、父親だからなのか、それともこんなのは普通の範囲内の話なのか、ということがわからなかった。というか職業柄なのだと勝手に思っていた。

だから、嫌いだと考える自分自身の器が小さいのかと思っていた。父親は社会的にはステータスのある職業なので、父と会ったことのない人に家族構成を紹介すると、「立派なお父様だね」「あなたはXXX(肯定的な形容詞)だよね、お父様の教育に感謝した方がいい」などと言われていて、感謝しなければならないものだと思っていた。

なおさらに悪いことに(というか組み合わせが成立する上では自然だったのだと思うが)、母は論理的思考能力が極めて低く(良き妻、良き母ではあると思う)、こんな父親にも対等に太刀打ちすることができなかった。夫婦喧嘩はいつも「論理的な父」「感情的な母」として演出され、我が家では父は一目おくべき存在として母や妹にも認識されていた。

そのため、文系の父親とは異なる興味関心を持ち、やることなすこと父親に批判されていた自分は、23歳までは自分の選択に自信を持てなかった。実際、多くの失敗をしてきたのだが、その度に「だから言ったじゃないか」と言われて、自信を失っていった。実際は、父親の意見に影響されて、本当に望んでいるものを全力で取りに行けなかったことが原因なのに。

そんな父親は友人がいないので、今日も平日の昼から家でオンラインゲームをしている。そういう父を見ていると自分のうまくいかなかった人生を考えさせられて、友達やいとこの家の人並みに整った父親のように、もっと社会性とバランス感覚がある父親だったらよかったのにと思い憂鬱な気持ちになる。

発達障害だとわかると、本人に悪気がなくても脳の作りだったんだな、ということで、ある程度の諦めはできる。ただしそれが「普通」でないことも認識され、恨めしい気持ちも湧いてくる。

ネットでも同じ境遇の人の話をいろいろと調べてしまったが、距離を置く以外の有効な対処法は見つけられなかった。

今まで固定費節約のために実家に住んでいたが、やはり家を出るしかないのだろう。
"You have to play the cards you've dealt. Whatever that means."
環境のせいにしているようでは勝てない。微妙な手でもどうやって勝てるかを考えるのが重要だ。