ゆりかの日記

心にうつりゆくよしなし事

「好きだけど、付き合えない」の構造と対策

論理で整理すれば当たり前のことだけど、意識しないと感情が勝手に思考を書き換え始めるので、言語化しておこうシリーズ第1回(続きは未定)は「好きだけど、付き合えない」(類似パターンとして、「好きだけど、結婚できない(別れよう)」)。

 

構造

これは、恋愛と結婚の違いに起因するモヤモヤ。

要するに、(理想の結婚相手集合A) ⊆ (好きになる相手集合B)なので(好きになれない相手と結婚する人は少ないだろう)、このAとBの大きさの差がある人ほど(つまり、B-Aが大きい人ほど)、この迷いに直面する。

 

人は自分にないものを求めるので、「自分にないもの」を自覚している人や、自分自身に満足していない人は、Bが大きくなりがちである。

一方で、理想の結婚相手に求める条件が少ない人は、Aを限りなくBに近づけることができるので、この逡巡を経験することは少ないだろう。逆に、自分の人生にこだわりがあり、条件が多い人(価値観や、時間の過ごし方など)は、Aが小さくなるので、このB-Aが大きくなる。

 

恋愛と結婚は同じか?の議論も、結局は上記と同じで、

・自分自身に満足しているか?
・自分の人生への具体的なこだわりが多いか?

といったパラメータによって、意見が変わってくるのだろう。

 

対策

自分の人生に対する具体的なこだわりが多く、Aが小さい人は、B-Aが大きくなり、この迷いを感じることが多くなる。なるべく自分にとっての集団Aの特徴を具体的に認識し、それに合致した人と付き合うようにするのが、時間の有効活用である。

逆に、これを言われた時は、相手のAが何かを知ることが有効だと思う。本人自身がAを特定できてない場合は、正直今は攻め時ではないだろう。また、もし特定されている場合は、そのAがなんなのかを知り、そこに合わせられるかを検討してみることが良いのではないかと思う。

応用として、付き合っている相手が自分と結婚したいかわからないが、自分は結婚したい、と意識した時の予防的対策として、相手のAを自分の像に合致するように洗脳する取り組みが有効だろう。